味噌と鰹節で味噌玉世界旅再出発!

旅の途中、味噌をどうやって手に入れているのか。そして2014年10月から、どうして鰹節を持って旅を続行することになったのか。

 

味噌が切れそうになると、たちばな本舗の南社長が、わたしがその時いる場所にドカッと送ってくれます。1kg入りの袋を開封したら、さらにジップロックに入れておきます。その袋がなくなると次の袋、そしてまた次の袋へといった感じで使っていきます。長期間じっくり熟成した味噌は腐りません。ただし変色し、風味が変わります。それもまた楽しい。

例えばインドでは、貧しいインフラの中、インド在住の友人の協力のもと、やっとの思いで味噌を受け取ることができました。(本当にありがとうございました!)受け取った味噌数キロ分を、イラン、トルコ、イタリアまで持ってきました。

そして、イタリアで最後の袋を使い切りました。その時の様子は「世界新聞」に投稿記事があります。

 

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今回、そんなパーフェクトなタイミングで南社長が味噌と一緒にイタリア入り!南氏は、味噌や発酵についてスピーチを行うために世界最大の食の祭典「サローネ デル グスト2014」に参加されました。そこに私が出向き、味噌玉の親・南氏と感動の再会を果たしたのです!!

(イベントの様子は、前回の投稿に書いています。味噌や鰹節を試食したイタリア人のリアクションを写真でまとめています。みんな最高に良い顔をしていますよ。)

無事、味噌を南氏より手渡しで受け取ることができ、これまでの味噌汁の旅の思い出がワーッと思い起こされました。

味噌汁を口にしてきたイラン人、トルコ人、トルコにいるクルド人、イタリア人、その他アジアの国々の人たち……一人一人の顔を忘れることはありません。味噌汁を口にすることで、みんな、わたしなりのおもてなしの気持ちを受け取ってくれているのです。ドキドキしながら味噌汁を作って、振る舞って、また反応にドキドキし……振り返ると、食べてもらえたことや味噌を通じて交流できたことは最高の体験でした。

 

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一緒に旅をしている婚約者の謙さん(左)と南社長(真ん中)。

味噌、しっかりと受け取りました!写真で私が手にしているのは塩麹ではありますが(笑)これで味噌汁を振る舞う旅を続行することができます!

……しかし思いもよらず、今回は味噌にあるものが加わりました。

「鰹節」です。(……?!)

もう一度言います。「鰹節」です。強いて言うなら「鰹節削り機」もです。

 

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同イベントで西伊豆の鰹節屋さん「カネサ鰹節商店」芹沢社長(右)にお会いし、私の活動を話すと、なんと鰹節と鰹節削り機を託してくださったのです!ワオ!!

 

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鰹節にまつわるあれこれもプロデュースされているとか。そしてその味は、イタリア人も欲しがる絶妙な味わいだとか。芹沢氏は「ありがとう」にかけて「ありガツオ」というキャッチフレーズを掲げ世界に鰹節を展開中です。ナイスフレージングセンス!

 

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同イベントでは、集まる来客に、鰹節を素材として食味してもらったり、チーズとトマトに混ぜて出したりと、鰹節の可能性を熱心に説いていらっしゃいました。世界のトップレベルのシェフは、もう鰹節を当たり前のように使っていると聞きますから、イベントに参加しているイタリア人の興味関心にはすごいものを感じました。

 

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鰹節を手に持って解説されている手前のお方が、芹沢氏ですね。イタリア人は鰹節の固さにびっくりし「木みたい!」と言うんです。そういう反応が面白い。

とにかく。

鰹節で出汁をとった味噌汁を振る舞う旅、始まります!よっしゃ!

味噌と旅をして1年と半年(早い……)が経とうとする今、新たな出会いもあったことですし、味噌玉世界旅も節目に来ているように感じます。だからこそ「楽しむ、感謝する、もてなしの心を大切にする」ことを根底に味噌玉旅を続けていこうと思うのです。

芹沢氏、そして紹介してくれた南氏「ありガツオ~!!」

 

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日本食とサローネ デル グスト2014

世界最大の食の見本市「サローネ・デル・グストとテッラ・マドレ2014」に参加してきましたよ~!

味噌玉世界旅で使用している味噌を提供してくれている「たちばな本舗」が出展者として参加しており、ご招待いただいたのが始まりでした。とにかく楽しませていただきました。このイベントはなんと言ったって世界最大の食の祭典ですからね!このブログを読んでくれているグルメなあなたもきっと楽しいと思ったことでしょう!

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イタリア中はもちろん、世界各国から食自慢をしたい千を超える生産者たちが集まります。一度のイベントで同客数22万人を超えるイベントです。

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食のなかでも「スローフード」に限定しているのがこちらのイベントの最大の特徴と言えましょう!スローフードとは、「おいしい(地域の中で守られてきた味)、きれい(環境にいい)、ただしい(生産者に対しての公平な評価)」である食のことです(スローフードジャパン公式ページより)。(上のパンはスイスの出展者のもの)

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あちこちのブースで試食をするのもこのイベントの楽しみ方。こちらはスペイン北部のチーズ生産者。

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さて、日本はというと、日本食を世界に広めたい有志が集まってきています。写真左から、日本酒の「人気酒造」さん(福島二本松市)、「スローフード」提唱者のカルロペトリーニ氏、私が毎度味噌汁を作るときに使わせていただいている「たちばな本舗」さん(新潟県長岡市)、スローフードジャパン副会長石田氏、そして鰹節の「カネサ鰹節商店」さん(静岡県西伊豆町)です。

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こちらは東日本大震災を機に復興支援の一環で世界に日本食をつたえてきたGEN(Genuine Education Network)代表のさいとうさん。イベント最終日には子どもたちにおにぎりを作り、食べてもらい、日本食に触れてもらいました。

わたしは、味噌の試食や、ご縁あって知り合った鰹節の試食をお手伝い。

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日本食の基本とも言える味噌や鰹節を食味したイタリア人の表情がすごくおもしろいんですね!驚きを隠せない顔、パッと明るくなる顔、しかめっ面……皆さんとても良い顔をしています。写真をまとめてみましたのでどうぞ!

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おにぎりの中身は、醤油を垂らした鰹節、越後長岡の味噌漬けの二種でした。この写真の子、そのおいしさに大騒ぎ。使用したジャポニカ米のことも「おいしい!」とコメント。

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こちらもおにぎりを食べたあと。はじめは半信半疑でしたが、口に入れた瞬間表情がパッと明るくなりました!

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こちらは味噌の試食のブースにて。「う~ん、いけるんじゃない?」

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こちらの男の子は、ワイン学校に通う舌の肥えたお方。しみ~じみ味わっておられました。

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味噌の説明に興味津々。

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こちらの男性は料理学校に通っているというシェフのたまご。そのまなざしは真剣そのものでした。

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この後「ボーノ!」とコメントしてくれた婦人。

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最後に、こちらの写真です。この顔はプライスレスでしょう!鰹節の匂いをかいだワイン学校に通う男の子。

いかがでしたでしょうか。日本の味噌、鰹節がさらに世界に認められていくことを願います。がんばれ日本!