みそ汁。女子高生時代編

 台所からかつお節をかく音がひびいてくる。やがてすり鉢でみそをする音がゴロゴロと聞こえだす。もう朝が来た! そろそろ起きないとおそくなる。着替えをすませて洗面所へ、化粧部屋にはいると、鏡台の前にたとう紙が敷かれて、平たい金だらいの中に、びなんかずらがひとひらしずんで、くせ直しの熱いお湯がおいてある。……

「みその本」第二編 みその料理 辰巳浜子より

わたしのみそ汁とは、こんな感じか。

 起きて学校へ行きなさい。デキる自分がデキない自分に説教してくる。それ以外は何も耳に入ってこない。もう朝が来た! そろそろ起きないとおそくなる。制服を着て洗面所へ、台所へはいると、当たり前のようにみそ汁をごはんにぶっかけた。

高校生のときは、遅刻ギリギリでした。朝ごはんをゆっくり食べる暇はなく、まわりに注意を払う余裕もないわたしは、口にかきこめるようにご飯にみそ汁をかけて食べた。時間がないときは「みそ汁かけご飯」。これ鉄則。

時間通り動けもしない。部屋も片付けない。

女子高生時代のわたしの朝はひどかった!

引用された辰巳浜子さんがかわいそうなくらいですね。