黒船ペリーの時代から既に始まっていた外国人の刺身嫌い

こんにちは

世界一周旅行でみそ汁をふるまい、帰国した現在は和食料理屋で修行をする傍ら民泊の運営をしています。

民泊では、海外からのお客様に和食や味噌の良さを知って楽しんでほしいという思いも込めておもてなしをしています。

和食が喜ばれるとは限らない

我が家の民泊の特徴はゲストと必ずコミュニケーションをとること。ざっくばらんな会話から相手の旅のスタイルや食の好みを感じ取り必要な情報を提供します。

スムーズで快適な日本旅行を全うしてもらいたい、と願うと同時に日本文化をより深く知ってほしいと思いがあります。

会話の中でリクエストがあれば日本酒や甲州ワインの味見のサービスを説明とともにしたり、デモンストレーションしながらのお出汁のひき方、味噌の説明なんかもしています。
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『発酵文化人類学』世界の中心で発酵愛を叫ぶ一冊

どうも、ミアです。

今日ご紹介するのは『発酵文化人類学』。今発酵界で話題の「発酵デザイナー」こと小倉ヒラクさんの著作です。

この本がおもしろいのはオリジナリティの強さ。数多くの参考文献を取り入れ信憑性を高く保ちつつ、著者独自のメガネでのぞいた発酵の世界の描写をユニークに表現されていることです。 続きを読む

縄文時代の人はグルメだった?! 「日本人のひるめし」読書感想

こんにちは ミアです。

突然ですが、お昼ごはん何食べましたか?

ワタシの朝は白湯。案の定昼になる前にお腹が空いて、11時頃に白米と納豆、極上の味噌にとろろ昆布を入れた即席味噌汁を作って、何ご飯とも呼べない食事を終えたところです。

世界一周旅行へ行ってからというもの、米と納豆と味噌と手作り漬け物さえあればハッピーです。

そんなワタシに素敵な本が現れました。 続きを読む

蕗みそとか作ったら春の乙女になれると思う

こんにちは。やまとなでしこに毎日半歩ずつ近づいているミアです。

今朝、太陽が差し込む方角へ足を歩かせました。すると3センチほど可愛らしく頭を出した蕗の薹(ふきのとう)がまだほんのり冷たい風にあたって、きらきらと輝いているのです。それは、心にそっと春の訪れを知らせてくれるものでありました。

辰巳芳子さんの「庭の時間」の文体を真似てみました。今読まなきゃいけない本たちの中で優先順位第1位に即君臨したのが、この「庭の時間」。他の本を差し置き、早速読んでみると日本語が難しい。恥ずかしながら、簡易的な文体に慣れてしまったワタシにはスラスラ読めぬのです。

大変失礼いたしました。辰巳芳子さんの文体を真似るなど100年早い身の丈知らずの大馬鹿者です。

それにしても、この本の日本語難しい。でもって美しい。一部抜粋しましょう。

 台所のテラスの真下に白の侘助と、西洋指抜きほどの金魚椿を植え、台所仕事の足下で侘助の白に遊ぶ、メジロやホオジロを楽しむ、良質の遊び心を持っておりましたのに。

人の好みは、暮らしを共にすると察せられ、慣れた心添えも出来てしまいます。ここに油断が生じ、わかっているつもりになるのでしょう。ですから、そのわけを折にふれ、言葉を介して知ろうとすることは、より人間的なことでありましたのに。

あれは、あやまちの一つでございました。

母の浜子さんが椿を好きな所以を、なぜ言葉にして尋ねなかったと娘の芳子さんが母なき今後悔されている文です。なんとまあ、まあ! しかし侘助がまず何か分からなかったのが運の尽き。こんな調子じゃ完読できぬ。

この本の構成は1月から12月まで、月ごとの献立を中心に芳子さんの随筆がしるされてあります。日本語の勉強にと1月から始め5月まで音読したところで、ワタシの集中力は切れました。

6月からの蒸し暑い季節は、黙読することにしましょう。
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さて、仮住まいの箱根の家の庭にもふきのとうを発見。早速「蕗みそ」を作ってみよう。
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ずっと探しておりましたのよ。
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正座と日本人

こんにちは やまとなでしこになるべく研究を重ねるミアです。

カナダに留学中に、柔術のクラスを取ったことがあります。正座を数分するのですが、顔を真っ赤にして「もう無理」と根を上げる大男たち。小さい頃から正座をしていないと、痛くてできないみたい。正直、おかしくて笑ってしまいました。

でも、正座なんてできなくて良い。正座をしない人たちを笑う資格は実はない。座り方は文化です。お互いの文化を敬おうじゃないですか。

逆に日本人のわたしが海外で笑われた経験もあります。

日本人は正座するから足が短いと言われた経験。日本人は椅子を発明できなかったと言われた経験。しかしものごとには背景がある。その背景を知らずしてけなされてたまるものか。

精神を律する正座を普及させたことはすごいことです。正座が広まった背景には畳の普及があり、靴を脱ぐ習慣もあります。ただ椅子だけが欠如していたわけではないのです。正座をしたり椅子がない日本をその一点だけでけなしてしまうと、畳や、靴を脱ぐ習慣の存在や座禅の精神が国民に広まった事実に気づけなくなる。 続きを読む