真のおもてなしとは何なのか

こんにちは。世界をまたにかける味噌ラーのミアです。

このブログで何度も述べていて恐縮ですが、ワタシは2年4ヶ月間の世界一周旅行で、各地でみそ汁をふるまってきました。

今は海外の方を中心に、昆布や鰹出汁の説明、味噌のテイスティング、みそ汁の調理体験など、日本文化に触れてもらう機会を設けています。

もっと外国人観光客に日本に来てもらいたい。来てもらって訪日をリピートするくらい日本を好きになってもらいたい。その願いは、2020年までの訪日外国人数を今の約倍の4000万人と発表した政府と方向性は同じはずです。

それには観光客が求めているものと、受け入れ側が思い描く「おもてなし」がズレていてはダメですよね。

現状日本が抱えるハードルは何か考えたいと思います。


 

外国人は◯◯が好きの思い込み

外国人は◯◯が好きに違いないという思い込みが逆にサービスの幅を狭めていることを指摘したいです。

日本食が世界遺産に登録され、メディアでも海外の方が日本食に触れ喜ぶシーンがたくさん報道されるようになりました。

しかし、実際に外国人は寿司がみんな好きだと思うとそうでもない。魚が嫌いな人口は世界的にとても多いのです。また悲しいかな、ワタシが世界一周旅行中にふるまったみそ汁もみんなが大好きかというと答えはNO

モナコで空手を教える日本人の友人から聞いた印象的な話があります。空手を習うくらい日本の精神が好きな人たちも、世界大会に出るために訪日しホテルに滞在した際、生徒たちが注文した朝食は、和食ではなく洋食が多かったというエピソードです。

そこで重要になってくるは、幅広いオプションをサービス化できることです。

例えば上記の例に習うと、魚が嫌いな人たちにもオファーできる日本食をメニューに持っておくこと、みそ汁に関しては味は受け入れられずとも出汁や味噌の正体を説明できるようにし、思い出の一コマにしてもらうこと、日本が誇る美味しい洋食をも日本の良さだということを日本人が認識し、PRできるようにすることなどです。

ワタシたちが誇り、海外の方に感じてほしい「日本」を無理やり押し付けてはなりません。彼らが自由に感じ、選択肢を持てるような環境を準備してあげることです。

そこでワタシたちは付加価値を付けられるし、顧客の最終的満足度も上げることができます。

 

クールジャパンの次のステップ

日本の”クール”を売り込むことは素晴らしいと思います。クールジャパンは「日本に来たい」というイメージ作りに一躍かっていますよね。

ワタシ自身海外でみそ汁をふるまう活動をしましたが、他にも日本の”クール”を売り込みたいメーカーや仕掛け人は数多くいらっしゃいます。そういった活動や店や商品展開が活発になれば、日本のブランディングも少しずつは進みます。

しかしクールジャパンを売り込むことで、訪日外国人客数の数にどれだけ直接的影響があるのか。また、訪日リピートに繋げられているのか。

商品開発や売り込みの他に是非着手しなくてはいけないのは、日本全体の持つ空気感や日本でしか体験できないことの強化です。

というのも、もちろん”クールジャパンな商品”を消費してくれる観光客はありがたいですが、長期的に見て日本の観光資源になるかというと疑問が残るのです。

 

本当に売り込みたいのは体感できるモノ

日本に何度も来ているというイギリス人女性が、秋葉原のオフィス街で道に迷っていたので助けてあげたことがありました。彼女は「日本にしかないこの平和で静けな雰囲気に身を置きに来た」と言っていました。

確かにインドと比べると天国のように静かだ! とその時インド旅行から帰ってきたばかりのワタシは深く納得したものでした。

また、長野のスキー場近くで会った北欧人男性二人組は、スキーをしに長野によく来ると言います。「長野の雪が世界一なんだ」そう。

日本でしか体験できないスキーがあることをこの時初めて知りました。

日本に来るのは2回目という韓国人は、週末を利用して美味しいものを食べついでに富士山観光などを盛り込んでいました。そして「また休みを利用して来たい」と言っていました。

確かに、日本人が韓国に行くのも同じような感覚で韓国料理を食べに行ったりしますよね。納得です。

多くのリピーター観光客は、体験できるものを求めていることがわかります。

 

人や旅行期間によって欲しているものが違う

観光目的がショッピングだったり、自然の中で行うスポーツ、食事、世界遺産巡り、トレッキング、旅館など種類が多様化しています。

また旅行に費やせる期間も人それぞれ違います。

うちにボランティアをしに来たフランス人もイタリア人も、すでに数週間日本に滞在しており、観光にはほとんど興味を示しませんでした。代わりに日本の家庭料理や田舎の文化、また一人でトレッキングできる場所に興味を示していました。

「外国人が喜びそうなもの」を一方的に準備しているだけでは機会損失になってしまします。多岐にわたるニーズに応えられるだけのサービスを手広く準備できるに越したことはないですよね。

例えば、フランス人の方のボランティアは、ワタシらやいろんな人の紹介を介して日本人の家を転々とし、最終的に長野県の田舎で農業の手伝いをして日本を後にしました。このフランス人がラッキーだったのは、彼に耳を傾け、彼が必要としている部分だけコーディネートしてくれる日本人が周りにいたことだと思います。

 

日本に来てくれた人たちが喜ぶ工夫を!

外国人観光客は様々なニーズがあること、そしてそれを一つ一つ丁寧にヒアリングすると新たな発見がどんどん出てくるはずです。

リピーターになってくれるし、SNSの時代ですので政府によるPR以上にどんどん口コミは広がります。

日本流のおもてなしが何なのか考えるのも良いですが、直接観光客と触れ合って話を聞いてみるのが一番の近道ではないでしょうか。

そんな着眼点を持ちながら、今後ゆっくり外国人受け入れに携わっていきたいなんて思っています。


プロフィール

ミアタケ

2年4ヶ月に及び、みそ汁をふるまう世界一周旅行をする。味噌に感化され和の文化が好きに。帰国後30歳からミア流和式花嫁修業に精を出す。
さまよいがちにグローバル化する現代ニッポンの産物であり、博愛主義の愛国者と自分自身を分析する。

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