蕗みそとか作ったら春の乙女になれると思う

こんにちは。やまとなでしこに毎日半歩ずつ近づいているミアです。

今朝、太陽が差し込む方角へ足を歩かせました。すると3センチほど可愛らしく頭を出した蕗の薹(ふきのとう)がまだほんのり冷たい風にあたって、きらきらと輝いているのです。それは、心にそっと春の訪れを知らせてくれるものでありました。

辰巳芳子さんの「庭の時間」の文体を真似てみました。今読まなきゃいけない本たちの中で優先順位第1位に即君臨したのが、この「庭の時間」。他の本を差し置き、早速読んでみると日本語が難しい。恥ずかしながら、簡易的な文体に慣れてしまったワタシにはスラスラ読めぬのです。

大変失礼いたしました。辰巳芳子さんの文体を真似るなど100年早い身の丈知らずの大馬鹿者です。

それにしても、この本の日本語難しい。でもって美しい。一部抜粋しましょう。

 台所のテラスの真下に白の侘助と、西洋指抜きほどの金魚椿を植え、台所仕事の足下で侘助の白に遊ぶ、メジロやホオジロを楽しむ、良質の遊び心を持っておりましたのに。

人の好みは、暮らしを共にすると察せられ、慣れた心添えも出来てしまいます。ここに油断が生じ、わかっているつもりになるのでしょう。ですから、そのわけを折にふれ、言葉を介して知ろうとすることは、より人間的なことでありましたのに。

あれは、あやまちの一つでございました。

母の浜子さんが椿を好きな所以を、なぜ言葉にして尋ねなかったと娘の芳子さんが母なき今後悔されている文です。なんとまあ、まあ! しかし侘助がまず何か分からなかったのが運の尽き。こんな調子じゃ完読できぬ。

この本の構成は1月から12月まで、月ごとの献立を中心に芳子さんの随筆がしるされてあります。日本語の勉強にと1月から始め5月まで音読したところで、ワタシの集中力は切れました。

6月からの蒸し暑い季節は、黙読することにしましょう。
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さて、仮住まいの箱根の家の庭にもふきのとうを発見。早速「蕗みそ」を作ってみよう。
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ずっと探しておりましたのよ。
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蕗みそを作るに際して、わからないことがありました。

ふきのとうの額っていうか葉っぱみたいなヒラヒラの部分も食えるのかということ。そういうときワタシは、素材を生で食うことにしています。

どのくらい苦いのか。固いのか。ヒラヒラの部分も、中の確実に食えると知っている部分も両方柔らかくて、苦い。そんなわけで全部まるごと使うことにしました。……カメラのタイマーセットして自分撮りしたら見事にピンぼけしましたね。↓
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洗って丸ごと茹でたふきのとうを、細かく刻む。
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でもってここに伝説の味噌を投入する。これ、世界一周旅行へ行ってみそ汁をふるまった折に使った味噌(もちろんこれは最近調達したヤツ)です。新潟県長岡市のたちばな味噌。お世辞でもなんでもなく、マジウマイ。生まれてからずっと食べてきた味噌みたいに、すーっと自然に舌が受け入れます。これ以上好きな味噌はまだ出会ってません!
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旨いモノ×旨いモノ=痺れるモノ
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できました。本当は、辰巳芳子さんの本ではクルミも入れるらしいですが、ないからここは良しとします。そこへきて都合がいいことに夫はクルミが嫌いだ。あ、そうそう。味噌にみりんも入れておきますよ。
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白いごはんにのせてみました。絶対旨いし!
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ふきのとうの天ぷら

小麦粉大さじ2、水大さじ3、マヨネーズ大さじ1くらいを混ぜるのが、ワタシの天ぷらタネの作り方です。もっと良い方法知ってたら教えてください。
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うん。いい感じ。
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いいんじゃない?! 合格としよう。入ってきたのがふきのとうで、天ぷら油もさぞかし嬉しかったことだろうよ。ちなみにこれは塩かけて即行食べました。米が炊きあがるのを待てませんでした。
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蕗みそで豆腐炒め

最近アクシデント的に編み出したレシピがこれ。豆腐炒め。けれどワタシがアクシデント的に発明した前に絶対存在してるレシピです。シンプルだし、できあがって食べてみたら以前食べたことある味してました。中華料理の基本の、生姜、にんにく、長ネギを1:1:1の割合でみじん切りにし、ごま油で炒めます。酒を入れ、そこに絹豆腐を投入して、あとはお好きに塩とか、味噌とか、醤油とかでちゃちゃっと味付ければいいのさ。
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もちろん今回は味付けに蕗みそを入れたってわけ。酒と塩も少々。これが旨いんだ。簡単だしおいしいしタンパク質も摂取できるのでオススメっす。
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白いごはんの上は蕗みそ。その上に納豆とさっきの豆腐炒め。納豆はねワタシ茨城県人だから大好きなの。いつどんなときでもイケてしまうの。お弁当に入ってたらたぶんびっくりするけど、基本納豆はいつでもどこでも大歓迎。(写真は小粒だけど最近は大粒にハマってます。)
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そして納豆とか豆腐炒めが減ってきたところに、蕗みそをエイっと足しながら白いごはんを最後の一粒まで楽しむのです。
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やまとなでしこ的春の乙女はお腹いっぱいです。

チャオ


プロフィール

ミアタケ

2年4ヶ月に及び、みそ汁をふるまう世界一周旅行をする。味噌に感化され和の文化が好きに。帰国後30歳からミア流和式花嫁修業に精を出す。
さまよいがちにグローバル化する現代ニッポンの産物であり、博愛主義の愛国者と自分自身を分析する。

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