女性だけが断食をする日にインドで見た女性像

こんにちは。やまとなでしこになるべく日々努力しているミアです。

旅に出て、たくさんの人に会いました。中でも印象に残っているのは女性たち。強い強い女性たち。断食を行う女性に会いました。

 

貧しいお母さん

4ヶ月も滞在したインドビハール州ブッダガヤで、カースト制度の下級に属する一家と知り合いになりました。おうちへお邪魔すると、トイレや風呂は無く、キッチンに屋根は無く、ただ寝る部屋だけに屋根があるような本当に貧しい造りの家でした。

お母さんが、わたしたちが買ってきた食材で皆の食事を作ってくれました。しかしお母さんは食べません。今日は、女性だけに課せられた断食の日だと言います。

断食は最近日本でも注目を浴びている健康法の1つですが、このお母さんは、健康になるために断食を自ら選択して行っているわけではありません。

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貧しいお母さんが断食をする理由

なんでこの女性が断食をする必要があるのか。

貧しくて、十分に物資がない中、3人もの子どもを育て、ずっと家族のために身を粉にして働いている女性が、どうして今更断食をするのか。ヌルいワタシには、日々断食をしているような状況に映ってしまうのです。

外からやってきたワタシには理解しがたい。しかしそこはインドですから、こんな不可解な文化にもきっと学びが隠されているはず。インドにはインドの先人の知恵があるはずなのです。

 

おしんの姿

……おしんの話をふと思い出しました。

日本のテレビ番組を海外に輸出したい日本政府の試みが紹介されていたある紙面で、1983年に放送された人気テレビドラマ「おしん」が、インドで放映されているという情報を目にしたことがあります。

おしんはインド以外の国からも人気だそうで、貧しくともけなげに生きるおしんの姿を国民に見せたい、という企みがあるのでしょう。

……なぜおしんの話をしたかというと、このインドの断食をする貧しいお母さんがまるでおしんだったからです。

 

強い精神力

このお母さんは、厳しい日々の生活に耐えられるような精神力を備えています。生まれてからこのかた贅沢からは遠く離れ倹約のみに生きています。ワタシたちの前でずっと凜として美しく振る舞っていました。見せるのは、もくもくと働く姿と笑顔だけ。

断食をすると、ひもじさを味わいます。その先に身につく精神力は、欲を制する心感覚に敏感になる心謙虚さです。

また女性だけが断食をするということにも、「強くあれ」というメッセージを感じます。思い通りに行かないことがあるけれど、心を強く持ちなさい、と。

既に仙人の域に達しているこのお母さんですが、人生の最後まで修行しなさいとインドの先人は言っているのかもしれません。

 

断食は肉体にも良い

一日だけ行う断食も、正しく行うと身体に良いことばかりです。代謝が促進され、便秘が治ったり肌の調子が良くなったりします。もしかしたら、インドの先人はそのことを知っていて「女性の断食の日」を作ったのかもしれません。

 

……やまとなでしこは日本人だけじゃなかった! やはりインドからは学びが多いです。みなさんも是非一度は行ってみてください。


プロフィール

ミアタケ

2年4ヶ月に及び、みそ汁をふるまう世界一周旅行をする。味噌に感化され和の文化が好きに。帰国後30歳からミア流和式花嫁修業に精を出す。
さまよいがちにグローバル化する現代ニッポンの産物であり、博愛主義の愛国者と自分自身を分析する。

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