バナナの熟し加減が完璧じゃないとイラッとしてしまうのは問題

こんにちは。やまとなでしこになるべく奮闘中のミアです。

日本人は世界の中を見ても高品質のバナナにありつけているって知ってました? ピカピカのバナナに慣れてしまったわれわれ日本人の中には、バナナのほんの小さな傷にさえ苦情を言う人がいます。しかしワタシも先日バナナに対して完璧さを求めすぎた故、イラッとした瞬間があったことを告白しましょう。

DSC_0069普段バナナは食べません。好きだけど、だからと言って特に食べたいという欲求もない。しかし昨日は別でした。「久しぶりにおいしいバナナが食べたい!」ルンルン気分でバナナを手にスーパーを後にしたのでした。

早速食べてみると、固い。そして青臭い。皮の色はいい感じに黄色くて、うっすら全体に黒い斑点があるのにです。

大手のブランドバナナだっただけに、その期待が裏切られたときの落胆はデカい。

実は、ワタシの前職はバナナ屋さんでした。そこでこっそりバナナの仕組みをお伝えしましょう。

(脳内トラベルメディア世界新聞に以前寄稿した記事世界新聞:「1番おいしいバナナの調理法を決めよう」もどうぞ。)

商品開発にかけられた計り知れぬエネルギー

標高の高い山で栽培されると味が良くなるとされていることから、標高の高さをアピールしたバナナを商品化したりと、たかがバナナに費やされる産地と日本メーカーの努力は計り知れない。

機会がある人は、バナナ原産国の人が食べているバナナを一度見てみてください。パッケージになんて入っていないし、品質の個体差が大きく当たりもあれば外れもあるんです。

バナナは1日毎に色が変化する

日本の法律で、糖のある甘い状態になったバナナを輸入することは許されていません。そこで、まだ熟していない、カチンコチンの青い色をしたバナナを輸入します。このままでは苦すぎて食べられませんので、日本が誇るバナナ職人が、リンゴなんかの果物からも出るエチレンガスをかけたり、温度や湿度調整をしながら、バナナを食べ頃のおいしい状態に熟させるのです。

業界では、1日毎に変化する色を「カラー」や「ステージ」と呼んでいました。例えばカラー1は真っ青で、カラー10は黒い斑点が出ています。スーパーではカラー5~8のバナナが店頭に並ぶことが多いです。1日経つ毎にバナナは熟し、昨日カラー6だったバナナは今日カラー7になるのです。メーカーも店もカラーの管理は徹底しています。

バナナは厳しい検品をくぐり抜けてきた

農地から出荷されるときも厳しい検品を受けますが、日本でパッケージングする直前にも検品を幾度と行います。さらに、店頭に並んでからも品質がチェックされます。一見食べられそうに見えるバナナでも、傷が付いてたりするものは破棄されます。

それなのにワタシときたら……

見た目より固く青臭かったバナナにイラッとしてしまった自分が本当に情けない。いくらメーカーが品質管理を徹底しているとは言え、バナナも農産物ということを忘れてはいけません。メーカーの日頃の努力をありがたく感じられるようなそんな人間に、ワタシはなりたい。


プロフィール

ミアタケ

2年4ヶ月に及び、みそ汁をふるまう世界一周旅行をする。味噌に感化され和の文化が好きに。帰国後30歳からミア流和式花嫁修業に精を出す。
さまよいがちにグローバル化する現代ニッポンの産物であり、博愛主義の愛国者と自分自身を分析する。

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